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うたらば

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2010年12月26日 (日)

うたのわ・5月~12月

名を知らず名を呼べないが春の野辺語りかけたい雑草の花

ゆっくりとメールを交わす待つことがやさしく満たすものをあつめて

紫陽花は輪郭あわく染めかえて涙たたえて梅雨入りを待つ
( 涙雨歌会)

声あげて駈けぬける子らのかろやかさ分けてもらおう初夏の水辺で

天上に浮かぶ小さなてのひらが金木犀の香を撒いている

十月の高い空から降りやまぬ木犀の香が胸にあふれる

ドアロック消波ブロックぼくたちは波打ち際で鍵をなくした

駅メロのさくらは秋に降りそめるまだ冷たさを知らない肩に

寝返りを打ちながら行く夜の隅メトロノームのきみの寝息と

湘南の文字の右側かくされて淋と見えたりホームにひとり

あたたかな午前の鉢に水をやる見守ることの既視感のなか

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

題詠blogからの転載分は除いてあります。
うたのわ、すっかり歌を載せるペースが落ちてしまいました。
このまま登録していていいのかなぁと思うことも…。
でも自分の短歌の出発点だから離れがたい気持ちもあるのです。

2010年5月 6日 (木)

4月のうたのわ

かなしみは欠片も見せぬ桜木の下を歩めば空向くこころ

ふたりして迷ってみたい桜闇そこで季節が終わっていても

花咲いて花散るまでのはかなさを重ねた指にたしかめている

春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ

駈けのぼる空の頂点ゆっくりと宇宙にしずむ膝がまぶしい

鳥の音が春麗(チュンリー)などと聞こえくる朝は遠くにシニョンがゆれる

ささやかな人生の岐路に立つきみと吹かれた風は銀河のにおい

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

twitter以外に投稿掲載した歌は省いてあります。
うたのわ、すっかり寡作のひとになってしまった。。

2010年4月 6日 (火)

3月のうたのわ

アリス・イン・ワンダーランドとささやけば蝶々結びも空を飛べるね

靴音を響かせていく夜のみち世界をめぐる船をさがしに

さやさやと草ささやけば乱世にも物憂き夢は散りばめられる (折句「桜餅」歌会)

こぼれゆく言葉が花に変わるなら(わたしはきみに)声をかけたい

ほんとうのかなしみとしてそこにある色あせてゆく木蓮の花

地を這ってひろがりじっと春を待つロゼット冬は終わったんだよ

三月のさむさサヨナラ桜咲く君をさそって散歩しようか

一年がめぐりその手にみちびかれ歌のリズムは日常となる

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

うた少ないですね。。sweat01
題詠blogからの転載分は除いてあります。
2首目はたんぽぽすずめさんの歌に(船に?)便乗して詠んだ歌です。
なぜか全体的に甘めの歌が並んでいる気がします。ちょっと驚く。

…そんな訳でうたのわも2年目に入りました。
長く続けていけたらいいなぁと思います。
これからも、どうぞよろしくcherryblossom

2010年3月 4日 (木)

2月のうたのわ

夕暮れて君に手渡すノートには春にとどめる名残りの言葉(折句「雪の花」)

メジロって萌黄色だと気づいたの春のはじめのあわいきみどり

せつせつと語る言葉を甘受してかじる林檎にやわらかい蜜

すべらかに別れの時が来るように冬日にのばすハンドクリーム

なつかしい声の響きは凛として弓張るようにきみをかたどる (折句「なごりゆき」)

暦には林もあるし日もあるし散歩するように進みゆきたい

生きるため書き換えられた記憶にも今宵ましろい雪が降りつむ

銀盤の孤独はエッジの先端に削れる氷のいたみにも似て

さよならを告げる二月のはかなさをたどればふれる残雪のいろ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

間もなく歌を詠み始めて&うたのわに入って一年になるなぁと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。

2010年1月28日 (木)

うたのわ1/17~1/27

そんなにも寂しかったの夜のきみ冷えた扉を重く閉ざして

しあわせと言ってごらんよ言霊はきっとあるから春は来るから

ぼくたちは出会う寄りそう神様のレシピのなかに生かされている

木枯らしを避けて子猫とたわむれるきみの背骨が透ける黄昏

紅色の肉球ほわり猫の足こっそり天のさそりを踏んで

青空に俄かに響く雷鳴によどむ自分が映しだされる

黙りこむ君は突然冬枯れの木立を抜けるまなざしをして

朽ちかけた木の幹を這う虫ならば覚悟をきめて寒空に飛べ

瑠璃色のシフォンフリルは架空なるものを求めてゆらめくばかり

「げんじつ」と言葉にすれば現実は少しかたくて舌にざらつく

夢をみる頃は過ぎても薔薇の香のハンドクリームやわらかに塗る

2010年1月14日 (木)

うたのわ1/13日向めく。。

日向めく獣のにおいを吸いこんで真冬の友を抱きしめにいく

2010年1月10日 (日)

うたのわ1/10戦わぬ。。

戦わぬ属性なのだと言い聞かせ虚心をたもつ真夜中もある

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

「属性」の部分に悩んだのですが、結局ほかの言葉に置き換えられず。。

2010年1月 8日 (金)

うたのわ1/8傷ついて。。

傷ついてふさぐ心の白壁は恋をかくまうパニックルーム

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

8年前の過去歌を発掘。
「パニックルーム」という映画が2002年公開なので、当時そこから発想を広げて詠んだ歌だと思われます。
多分はじめて作った歌。。なんで作ったんだろう。。
何か公募があったのかな。
それで手応えがなかったからすぐにやめてしまったのかもしれない。
今のようにインターネット環境が整っていたら続けていたのかしら。
もう少し頑張ってほしかったなぁ、自分。。

2010年1月 5日 (火)

うたのわ1/3うつくしい。。

うつくしい森ひとつ越えてきたような今朝のあなたのひかるくるぶし

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

お正月は箱根駅伝を見ないと落ち着きません。
これは必ずしも駅伝を詠んだ訳ではないのですが、状況に合っているような気がして観戦しつつ掲載しました。

2010年1月 1日 (金)

うたのわ12/31根を張らず。。

根を張らず生きていけると知ったからエアプランツのように自由だ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

年末に次々アップされる歌を見ながら自分も載せたくなって。。
歌の心を自由に飛躍させたいという思いをこめています。

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