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2019年4月 2日 (火)

2月号の歌(2019)

緑屋と自らを呼ぶ造園家百年のちの木々を見すえて

荒れ地には十万本の木を植えてその後は人の手を加えない森

ダンゴムシにも日本古来のものがあり神宮の森に生きながらえる

逃げてゆく獣の脚はさびしくて濡れた翼をたたむ鳥たち

十月の夜は冷えるね十三夜の月はまぶたの形にひかる

暗がりでひらく瞳のみずうみにあなたが石を投げて それから

のこされた車内に静寂おしよせて耳の底方をめぐる血の音

(静寂=しじま、底方=そこい)

(塔2019年2月号掲載歌・前田康子さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

 

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塔短歌」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しています。
ダンゴムシがいじらしくていいですね。
神宮というのはやはり明治神宮でしょうか?

こんにちは。お久しぶりです♪

はい、1~3首は明治神宮の森のことを詠みました。
ダンゴムシかわいいですよね。
カプセルトイに巨大なダンゴムシがあるらしいので一度見てみたいです。

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