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2017年11月

2017年11月 2日 (木)

9月号の歌

春に咲き春に散る花はらはらと君の背中を見送る四月

カレンダーどおりに生きる人たちが五月の谷間を歩く靴音

霜柱のような衣がよいと言う天ぷら職人の指しなやかに

橅、桜、オリーブならぶ木べらからやがてソースの香が立ちあがる

そこで(笑)うなよと思う夜こころはまっすぐ飛ばしてほしい

炎天に小さき獣の列となりスラヴ叙事詩を人は見にゆく

ひとりだと思わなければひとりではなかったんだと気づく水無月

(塔2017年9月号掲載歌・山下洋さん選)

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7月号5首目の歌を選歌欄評で取り上げていただきました。(近藤真啓さん)

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