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2017年5月

2017年5月12日 (金)

3月号の歌

何度でも窓をひらいてたしかめる東の空の虹の気配を

惜別のこころで見ればなにもかも夕陽の色にかわる教室

金色の陽をまとい来よ枯野より子はやすやすと老いてゆくから

波頭ただまぶしくてその夏に別れた人が美しくなる

君は少し泣いた?と問われ立ち止まるその旋律を胸にひろげて

眠たくて祈りのように傾けた首はすべり台のさびしさだ

霜月の初雪は午後も降りやまずしんと冷たい夕刊届く

(塔2017年3月号掲載歌・前田康子さん選)

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うたらばブログパーツ短歌第110回「背」

エラー音に止まるルンバを背中から抱えて戻す 亀のようだな

知ることは背負うことだと思いつつ君の言葉をまっすぐに聞く

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「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「背」に2首採用していただきました。

また、うたらばフリーペーパー最新号「食べる」の佳作集にも一首掲載されています。
美味しそうな一冊ですcake

http://www.utalover.com/index.html

NHK短歌5月号

夢のなか連れてかえった父なのに目覚めるたびに指がほどける

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

お題「父」で坂井修一さんに佳作に選んでいただきました。

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