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2016年2月24日 (水)

1月号の歌

速報で訃報届けばすみやかに死の項目がつくウィキペディア

誰にでもやさしい人のやさしさが深まる秋の木の実を冷やす

針葉樹たったひとりでたつことの救いをいつか教えてほしい

真昼間の谷中銀座を抜けてゆく猫おいかけて猫みうしなう

「猫の額」を比喩とせずまぼろしの庭にこびとを子は遊ばせる

うつぶせの背中はやがて山脈となっておまえを支えるだろう

(塔2016年1月号掲載歌・前田康子さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

作品合評は2回目。

1月号からは表紙が変わって温かみのあるイラストになっています。

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コメント

さとこさん、おはようございます。
年末は体調を崩されていたようですが、最近はお元気ですか?

1月号の歌では、「針葉樹」の歌に注目しました。「たったひとりでたつことの救い」とはどういうことだろうかと、何か良いコメントが残せないかと二晩考えてみましたが、ぼくの思考回路ではほとんど想像できなくて内心忸怩たるものがあります。とくに「救い」というのがわからないのですよね。ただ、この歌は非常に孤独なものを孕んだ歌だなあと思いました。

話は変わりますが、最近、葛原妙子が気になって昔読んだものなどを読み返しています。以前はとくにお気に入りの歌人というわけでもなかったのですが、今は良く分かるような気がします。さとこさんは葛原さんの歌はお好きですか?

それでは、また来月~。

鶴太屋さん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

1月に長い風邪をひいていたんです~。
2週間以上不調でした。今は元気ですよ♪
まだ流行っているようなので鶴太屋さんも気をつけてくださいね。

針葉樹の歌、時間をかけて考えてくださってうれしいです。
そのようにして自分の歌を読み解こうとしてくれる人がいるのは幸せなことですね。
本当にありがたいなぁと思いました。

葛原妙子さん…幻想的で美しい歌が多いという印象です。
特に好きということもないのですが、独特の世界を持っていることに魅力を感じます。
これを機会にちょっと読んでみたくなりました。

それではまたよろしくお願いします(^-^)

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