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うたらば

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2015年12月

2015年12月28日 (月)

11月号の歌

食パンのように干されたTシャツに蜜色の日が差して七月

日傘深くさしてゆくとき何もかもなくす未来を夢想している

細い雨に擦過傷あまたつけられて午後の車窓は曇りはじめる

点描を終えて激しくなる雨に濡れて歩いたのも夏の意思

氷菓くずすスプーンの先にクレバスがあって心を決めかねている

(塔2015年11月号掲載歌・真中朋久さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

うたらばブログパーツ短歌第87回「着」

着水のときは記憶をなくしたい私が冬の木の葉であれば

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「着」に採用していただきました。
久々の新作短歌です。

2015年12月 1日 (火)

10月号の歌

ひんやりとした足裏をもてあます梅雨のはしりの床を歩けば

なめらかに長芋を剥く白い刃のセラミックにはやさしさがある

心ここにあらざる人に声かける六月くらい路地をはさんで

難破船の重さに変わる夏の子はおもりのように腕をたらして

言い訳も許せるような明るさの梅雨の晴れ間にあなたをさがす

眠れるよ夜が出口を塞いでも三日月ほどのあかりがあれば

(塔2015年10月号掲載歌・小林幸子さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

NHK短歌12月号

薬瓶のいちごの香には入院をくりかえす子の吐息がひそむ

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

お題「薬」で染野太朗さんに佳作に選んでいただきました。

幼いころ病弱だった子にはいつもいちご味の薬が出され、その影響でいちご嫌いになったのでした…hospital

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