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2015年3月31日 (火)

2月号の歌

思うより一瞬はやく目薬が瞳にとどく空晴れてゆく

台風が過ぎ去るときの苦しさの青のきわみをまとう十月

肉眼の肉の力の及ばざる写真のなかのささやかな富士

木の枝は植木鋏に放たれるあわいみどりの香をこぼしつつ

腹筋のラインが身体のなかにあり見つけるまでに半年かかる

黄昏にひらく春秋優劣論まぶしいほどの声が聞こえる

やわらかく貝殻骨をひらきつつねむるこどもの吐息にふれる

(塔2015年2月号掲載歌・前田康子さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

今月は新選者・前田さんの選でした。
1首目を選歌後記に取り上げていただきました。

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