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うたらば

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2014年5月

2014年5月27日 (火)

NHK短歌6月号

おめでとうと言うたび少しはにかんでまた遠くなるわたしのこども

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

お題「おめでとう」で斉藤斎藤さんに佳作に選んでいただきました。

ジセダイタンカ「リスペクト・ブックス」のコーナーで北山あさひさんが『パン屋のパンセ』を挙げているのですが、私も1冊選ぶとしたら、この本だな、と思います。

4月号の歌

やがて来る終わりの時を今は知らず君が手にとる十年日記

小春日の熱せなかから広がってタイミングよく変わる信号

ほんとうは汗ばんでいる心地よさだけを言葉にしてきたけれど

まばたきがくりかえされて夜になる一羽の鳥を空にとどめて

冬天は仄白く冷え馬ひえて草千里とはあかるい言葉

(塔2014年4月号掲載歌・黒住嘉輝さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

塔4月号は創刊60周年記念号ということで400ページのボリューム。
初めてエッセイページに参加して「名短への旅」という小文を載せていただきました。
2010年秋の名短という短歌イベントの思い出です。
あの時に初めてお会いした人、多かったなぁ…。

選歌欄評で2月号2首目の歌を取り上げていただきました。(前田康子さん)

2014年5月24日 (土)

NHK短歌5/18 「歯」

歯痒さを覚えるぐらいがちょうどいい手をさしのべず見ている背中

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

NHK短歌お題「歯」で永田和宏さんに特選二席に選んでいただきました。
ちょうど10か月ぶり10度目の入選になりました。
(特選に選んでいただいたのは初回入選以来のこと)

ゲストは京都大学iPS細胞研究所所長で2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さん。
京大時代の永田さんの研究室が山中さんの隣りの部屋であったことから交遊が深まったのだそうです。
貴重なコメントをいただけてうれしく思いました。

2014年5月14日 (水)

うたつかい2013・2月号~9月号

2013年2月号

自由詠~スカーレット

アルパカのうるむ瞳がやさしくて赤の他人も愛せそうです

呼吸することはさびしい巻貝のような身体をめぐるビル風

けものみちほどかれてゆく両足の疾駆する日がいつか来るまで

エアリプの嵐のなかでコスモスが好きなことだけ伝わりました

産みなさい茜に染まる窓のほか誰もおまえを見ていないから

テーマ詠~告白

ひとりからふたりになれば寂しさが死角に入る 告げられて、夜

2013年4月号

自由詠~kiss in blue heaven

鈍色の少女の日々は遠ざかるためらいがちにふれた袖から

くちづけは息つぎのようひらひらとビルの谷間を泳ぐふたりの

夢のなか笑ったきみをもう一度手放すためにまた夢をみる

均整のとれた背中と思いつつほろびる星をさがしてしまう

夕闇にまたたくキスをあつめてはほのかにひかる水の惑星

テーマ詠~はじまり

はじまりの気配が闇を少しずつはぎとってゆく朝を信じる

2013年7月号

自由詠~夏雲

曇天の影なき君を追いかけて影なき私が走る六月

梅雨空をはがせばきっと待っている泡立てすぎた夏の計画

またひとつ夏の秘密を分けあってふたり大きな雲になりそう

蒼天の域をせばめて叫ぶように歌うようにただ広がってゆく

あふれだす幸せでしょう抑えても隠しきれない白なんでしょう

テーマ詠~植物

瞬間が瞬間をうらぎってゆく明日の朝のあさがおの色

2013年9月号

自由詠~鍵

西日さすドアにさしこむ鍵があり熱に押されて立つ人がいる

おかえりとこたえる人がいなければ黙ってあけるドアは鈍色

ウィークリー・マンションの鍵、社員証うすいカードに時をゆだねる

眠れない夜にこぼれるツイートの鍵をはずせばあふれだす息

合鍵をつくれば恋が日常にとけて流れてうすらいでゆく

テーマ詠~2

もう二年、まだ二年だと言いながら笑いあいたい さくら この道

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

昨年一年間に発行された「うたつかい」掲載作です。

9月号のテーマ詠「2」はうたつかい2周年にちなんで編集長のお名前を詠み込んでみました。

編集長・嶋田さくらこさんの第一歌集『やさしいぴあの』は 書肆侃侃房・新鋭短歌シリーズより刊行されています。

2014年5月 8日 (木)

NHK短歌5月号

あれでいいんじゃない?と言える程度のあれである明日の朝に考えましょう

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

お題「あれ」で斉藤斎藤さんに佳作に選んでいただきました。

斉藤さんの出題は個性的なものが多くて面白いです。

うたらばブログパーツ短歌・入

たたずめばなおさら風にさらされて鼻腔より冬、まぶたより冬

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「入」に採用していただきました。

「切」の次が「入」だったのね…。

2014年5月 7日 (水)

3月号の歌

離陸する飛行機の傍に草はゆれ工業地帯の煙ねじれる

時折に意思持つような雲があり思わぬ速さですりぬけてゆく

水没した街のようです雲間からとぎれとぎれに見える東京

容赦なくぶつかってくる北風は木枯しという冬の名を得て

ほんとうの別れを時に覚悟して訪ねる町が地図上にある

「ちがいない」とは言えなくて「だろう」と言う光る硝子に目を細めつつ

(塔2014年3月号掲載歌・池本一郎さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

4首目は昨年11月の第2回地方対抗短歌戦前哨戦(1)の時に作った歌。
(ネット上で行われた短歌合戦です)

そして、題詠四季に選んでいただきました。

藍色の毛糸ひなたで編みながらあなたの冬の寒さを希う

(お題「毛」小林信也さん選)

1月号6首目の歌を選歌欄評で取り上げていただきました。(國森久美子さん)

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