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2013年8月

2013年8月27日 (火)

8月号の歌

待ち針の頭のような粒ごとに花ねむらせる春のあじさい

就活に行く乙女みな黒々と裳裾のような気配のこして

金柑の種をしゅわりと吐きだせば果実になったようでうれしい

日々の匙、日々の茶飯事しゅくしゅくと腹を満たして生きてゆくこと

どこ行くの、どこへ行ったの会話って軌跡をさぐるためにあるのね

死ぬまでに一度も見ない数々の見たことのない景色を思う

惜春というほどのこともなき春の空をふちどる飛行機雲は

(塔2013年8月号掲載歌・池本一郎さん選)

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8月24日~25日に土浦で全国大会があり、私は2年ぶり2度めの参加でした。
大勢の人に会い、2日間どっぷり短歌に浸かっていると色々刺激を受けます。
でも来年以降は京都→鹿児島→岡山ということなので行けるかどうか微妙なところ…。

NHK短歌9月号

「でもね」って子供が言えばうれしくてさあおいでよと思う思春期

傘を持つ腕までひびく音たてて戦闘機一機空をよこぎる

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1首目。お題「でも・しかし・けれども(など、逆接の接続詞)」の入選歌にコメントをいただきました。
「反抗期、自我の芽生えがうれしくて仕方がないのでしょう。こんな手放しの愛情なら、お子さんもウザがりつつも、満更でもないのではないでしょうか。」(斉藤斎藤さん)

2首目。お題「腕」で永田和宏さんに佳作に選んでいただきました。
これは基地の町に住んでいる者としての実感。
いつもっていう訳ではないけれど超絶うるさい時があります。

2013年8月21日 (水)

うたらばブログパーツ短歌・夏

真夏日の肌におもねる風のなか夕陽の色に金魚はひかる

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「夏」といえば「夏ばっぱ」が頭に浮かぶこの頃ですが、田中ましろさんプロデュースの「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「夏」に採用していただきました。

この歌は以前「うたのわ」の歌会用につくったものなのですが、今回、倒置法と命令形の部分を改めました。

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