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うたらば

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2013年5月

2013年5月31日 (金)

5月号の歌

 

アオバトは黄色い鳥だ林から海へ向かっていっせいに飛ぶ

鳥もまた潮浴びをする海水を飲んではばたくアオバトの群れ

荒波に追われながらも岩礁で海にさしこむほそいくちばし

鬼蜻蜒、スダ椎、緑鳩、桜草がシーボルトの名を持つということ

とりかえるとりとんでゆく中空にこころもとない半月の白

北風をさえぎるものの傍にいてひかりの反射ばかりまぶしい

(塔2013年5月号掲載歌・小林幸子さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

4首目、鬼蜻蜒、緑鳩にルビがつきます。(おにやんま、あおばと)

アオバトを初めて見て「黄色いのに!」と思ったところから生まれた歌です。
(実際には頭から胸が黄色、背が緑っぽい感じなのですが)

アオバトは丹沢の森で繁殖して30キロ離れた大磯まで飛んでくるそうです。

2013年5月26日 (日)

NHK短歌6月号

まだ朝に慣れぬ身体をゆるませて光のゆかに足をなげだす

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

お題「めざめ・寝起き」で斉藤斎藤さんに佳作に選んでいただきました。

NHK短歌は4月から選者が新しくなりました。
小島ゆかりさん、斉藤斎藤さん、永田和宏さんです。

斉藤さんのお題はちょっと変わっていて面白いものが多いようです。

2013年5月23日 (木)

歌会たかまがはら5月号「子」

なつかしいものなにひとつ手にせずにねむるこどもの長きひととせ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

5月5日に配信された「歌会たかまがはら」5月号お題「子」で天鈿女聖さんとゲストのさまよいくらげさんに選んでいただきました。(放送外採用)

「歌会たかまがはら」はUstreamを使用して投稿短歌を紹介する番組です。
過去にNHKラジオで放送されていたケータイ短歌の番組を彷彿とさせてくれます。

次回6月号のお題は「酒」、締切は6月10日13時。
詳しいことはこちらまで。
   ↓
http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara

Ustreamによる短歌関連の番組は他にもあります。
例えば、堂園昌彦さんの「堂園食堂」、虫武一俊さんの「むしたけのぞき」などです。
どちらもゲストを招いてのトーク番組で、中身が濃いです。

リアルタイムの視聴が難しくてもUstはアーカイブがある場合が多いので、その点も嬉しいですね。

2013年5月22日 (水)

とりつくしま短歌

全身で朝のひかりをさえぎってねむるあなたの時を止めたい(カーテン)

ねぼけてるあなたのゆびが私をさがしあてればひかりにみちる(眼鏡)

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劇団俳優座が「とりつくしま」公演を記念して募集した「とりつくしま短歌」で東直子さんと穂村弘さんの佳作をいただきました。
「カーテン」が東さん選、「眼鏡」が穂村さん選です。
去る4月14日に選評&表彰式が三軒茶屋のシアタートラムで開催されたので出席してきました。

「とりつくしま」は東直子さんの短編小説が原作で、一度死んでしまった人が、非生物のモノにとりついてこの世を眺めるという設定になっています。
だから「とりつくしま短歌」は魂がとりついたモノの目線で詠んだ歌ということになります。
題詠ともまた違うので、まず設定を決めるところから難しかったのですが、あれこれ考えるのは楽しいことでした。

多くの人が身近な人との関わりのなかから歌を詠む中、人間関係を離れたところで詠まれた歌、スケールの大きい歌が新鮮に感じられました。独創性って大事ですね。

5月20日付の朝日新聞・短歌時評で東直子さんが「とりつくしま短歌」について書いていらっしゃいます。

2013年5月 8日 (水)

うたらばブログパーツ短歌「会」

好きになる速度角度が一致してただ一点で出会ったふたり

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

田中ましろさんプロデュースの「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「会」に採用していただきました。

採用歌の中から好きな歌をいくつか。(今回、好きな歌が多かったです)
   ↓
会ったってそれがなんだってんだ夏きみは誰かを夢見たままで(たきおとさん)

会心の一撃として向日葵が天に撃ち込む黄の鮮やかさ(中西大輔さん )

うたらばブログパーツ次回テーマは「金」〆切は5月11日です。
詳しくはこちらまで~。
     ↓
http://www.utalover.com/

そういえば、うたらば本誌の〆切も迫っているんですよね。
5月18日でテーマ「田舎」
田舎って、むずかしいな…。
子供の頃からいわゆる田舎というものを持っていなかったので、イメージで詠んでしまいそうです。

4月号の歌

ひえる指曲げ伸ばしては干してゆく洗濯物から細く湯気たつ

敷きつめた枯葉の上を飛ぶときの黄色い蝶はさびしくないか

イーとしてくださいと言われイーとする水曜午後の歯科診察室

歯を削る音を頭蓋に響かせてゆだねるって、こういうことだ

まなぶたはしずかにとじる逆らった睫毛の違和を潜ませたまま

黒髪の子らをならべて栗色の髪の教師は天をゆびさす

(塔2013年4月号掲載歌・吉川宏志さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

5月になってしまいましたが4月号の歌です。
(5月号が届かないうちに更新…sweat01

1首目の歌、選歌後記で「洗濯物を干すときの身体感覚が丁寧に描かれていて、結句の細い『湯気』に、じつに臨場感がある」と吉川さんに書いていただいて、とても嬉しく思いました。
以前から冬の洗濯物の歌にチャレンジしていたけれど、なかなかうまく表現できなかったので…。

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