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うたらば

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2012年12月

2012年12月30日 (日)

歌会いろいろ

今年は各所で様々な歌会に参加しました。
結社、超結社、他結社、ネットで知り合った方達との歌会などです。
リアルもネットも経験しました。批評会にも一度だけ行ってみました。

やはりそういう場に行くと様々な刺激を受けて帰ってきます。
歌会や短歌イベントなど気になるものは多くても全ては参加できないのが悩ましいところです。
こればかりはマイペースでいくしかありませんね。

歌会の歌は基本的に未発表作品ですが、ネットで公開されたものなどは既発表扱いになります。
そういった(後者の)歌を今回まとめて掲載しておきます。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

短めの爪一列にかたむけて君がはじめて飲む缶ビール
(第一回空き地歌会「初」詠草参加)2011.

白地図に色をかさねてゆきながら再生させるふたりの軌跡
(第三回空き地歌会「白」)2012.7.28

ほどかれるゆびを待ちつつ結び目をつくる月日に若葉雨ふる
(第四回空き地歌会スピンオフ企画「結」)2012.12.1

女だとただ思うとき澄むものと淀むものあり夜風をはらむ
(もん女歌会「女」)2012.

楽器庫にねむらせるため恋人が聖夜にはこぶ鳶色のチェロ
(第二回倉野歌会「聖」詠草参加)2012.12.8

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

これで全部かな。たぶん。(去年のも含まれているな…)
何か思い出したら追加しておきます。(日付もうろ覚え…)

本当に各所でいろいろお世話になりました。
もっと歌の詠みも読みも深くできるようになりたいです。

それでは皆さま、よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

2012年12月19日 (水)

うたつかい2011・9月号~2012・3月号

2011.9月号

自由詠「夏~水のある風景」

屋上の給水塔の陰にふたり逃げ水のようなアイスを食べた

水銀灯ほろほろひかる夏の夜に祭りのあとの欠片をさがす

水と銀やさしく響きあうものがかすかに見せる滅びの予感

なにげない言葉がしみる胸の奥ふいにこぼれた炭酸水の

雑味なき純水のように生きたくて地図も海図も持たないふたり

2011.10月号

題詠「月」

泣くことを自分に許す真夜中の月のひかりは胸にあふれて

テーマ詠「運動会・体育祭」

ひきよせる綱にしびれたてのひらをつなげば秋の距離感になる

自由詠「空」

不器用に欠けた言葉の空白が胸にひろがりわたしを冷やす

空を飛ぶ城に思いを馳せながら天空率を示す建築士

フロントとリアとサイドに雲浮かべ車は空を飛ぼうとしてる

駈けのぼる空の頂点ゆっくりと宇宙にしずむ膝がまぶしい

闇のなか黙ってきみにさしのべる手もあるだろう航空灯火

2011.11月号

題詠「空」

見上げれば果てない空が降ってくる「秋澄む」という季語を知った日

テーマ詠「装い」

誕生のなかに潜んだ死の影を忘れるために磨かれる靴

自由詠「秋深まって」

秋冷をたずさえてきた君の手に香る蜜柑のいとしき重さ

涼しさが寒さに変わる秋の日は紅茶の湯気で結界を張る

含羞がひろがる胸の夕焼けにかすめとられる柿の実ひとつ

さしのべて重ねたあとに離れゆく指先てのひらゆっくり冷える

目を閉じてだまされてみるチョコレートコスモスゆれる秋の迷宮

2011.12月号

テーマ詠「ラブレター」

ため息も小さな嘘もつよがりもみんな君への恋文だった

自由詠「れんげメレンゲ」

ゆびさきの形にそって色褪せるマウスは君の決心だろう

偶然に乗り合わせたね、この星に輪廻の果ては知らないけれど

イコールで結ばれているふたりなら誤差もやさしいスパイスになる

ほうせんか弾ける種子のあかるさで君が笑ってくれたのだから

金色に滴るひかりにとかされて思い出となる蓮華メレンゲ

2012.1&2月号

テーマ詠「約束」

身をかがめ約束させる指先が見上げる瞳に試されている

自由詠「夢の結び目」

いびつなるものを抱えるかなしみはほどけきれない夢の結び目

ぬかるみも光にあふれることがある赦されることを信じてあるく

夢みてた証のように残されたスノードームは本日も雪

連綿とつづく時間のきざはしで「今」が笑ってくれますように

しあわせと言ってごらんよ言霊はきっとあるから春は来るから

2012.3月号

テーマ詠「旅」

この旅を終えたら君と暮らすこと ふたりの旅は終わらないこと

自由詠・テーマ「春のはじめの風」

ささやかな人生の岐路に立つ君と吹かれた風は銀河のにおい

ゆっくりとメールをかわす待つことがやさしく満たすものをあつめて

吹きすさぶ風をみる朝きく夜に飛ばしてみたい拘泥ひとつ

三月のさむさサヨナラ桜咲く君をさそって散歩しようか

根を張らず生きていけると知ったからエアプランツのように自由だ

2012年12月15日 (土)

うたつかい

嶋田さくらこさんが編集長をされている短歌な月刊zine(小冊子)「うたつかい」に2011年9月の創刊号から参加させていただいています。
これはTwitter歌人によるアンソロジーです。

編集長&編集部の皆さんの尽力により回を重ねるごとに洗練された冊子に仕上がっています。
こちらも前回記事の歌会たかまがはら同様、短歌総合誌の記事でも取り上げられるようになり知名度がアップしてきています。

さくらこさんの編集後記から素敵な言葉を…。

「皆さまから、短歌が好きなお友達に、うたつかいがバトンリレーのように繋がっていくのを見せて頂けるのは、なんて幸せなことでしょう。」

この言葉のように参加人数も創刊号の60名から今では倍ぐらいに増えています。

一冊100円で購入することもできるので、よろしかったら…♪
     ↓
http://www.utatsukai.com/

うたつかい掲載歌は次の記事に載せます。
選を受けずに載るのは少々覚悟のいることだ…と近頃思うようになりました。

今は来週22日締切の歌を考えているところです。

2012年12月13日 (木)

歌会たかまがはら

天鈿女聖さんが配信している「歌会たかまがはら」に時折投稿させていただいています。
これはUstreamを使用して投稿短歌をご紹介する番組です。
(過去にNHKで放送されていたケータイ短歌の番組を想像するとわかりやすいかも…)
天鈿女聖さん(うずめちゃん)とゲストの二人で進行していくかたちになります。

既に14回配信されて今では短歌総合誌の記事で取り上げられるほどになりました。

これまで採用された歌を今回まとめて載せることにします。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

2011年7月「声」

ぐんぐんと加速度のつく直線のほとりで君の声をきかせて(おちゃこさん選)

戻せない時間がそこにあったから聞えなかったことにする声(天鈿女聖さん選・放送外)

2011年10月「魔法」

この花の名前がルピナスだったのか おまえがかけた呪文じゃなくて(嶋田さくらこさん選・いっぱい詰まってるで賞)

2012年4月「休」

制服を脱いだ休みの日にひとり歩く自由は不可侵である(ちょろ玉さん選・放送外)

代休の火曜にふたり教室で地球儀まわしながら話そう(ちょろ玉さん、天鈿女聖さん選・放送外)

2012年7月「花・植物」

そこここに咲いて気づいた紫陽花のこんなに沢山ある街だった(飯田和馬さん選・放送外)

アマリリス教えてくれたあの人の草のからまるゆびさき思う(飯田和馬さん選・放送外)

2012年10月「虫」

蝶と蛾を隔てるようなまなざしが至るところに隠されている(むしたけさん選)

ふたりしてビニール傘を見上げれば空に生まれるまぼろしの虫(むしたけさん選・放送外)

その夏の証明として真夜中に羽化する蝉を見にいったこと(天鈿女聖さん選・放送外)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

今後は投稿率をもう少し上げられたらいいなと思っています。
お題に左右されることが多いので。

次のお題は「歌」締切は2013年1月9日20時。ゲストは「うたらば」の田中ましろさん。

詳しくはこちらまで。
   ↓
http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara

次回は同じく先送りしてきた「うたつかい」の記事を書きます。(と書いて自分を追い込んでみる…)

2012年12月10日 (月)

12月号の歌

人間が剥き出しになっていくような諍いののち夜は深まる

病床の母のかたわら姉といて支えられてる肉親と知る

母の髪をはじめて洗う指先に花の香りがゆらめいている

噴水の吹き出す水はひかりかもしれない指にふれぬかぎりは

ぬげやすいミュールを履いて歩くとき戸惑いながら踵はおちる

口数が少なくなってゆく夏のうつむく先にゆれるつゆくさ

(塔2012年12月号掲載歌・花山多佳子さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

掲載歌を見て、少し大変だった今年の夏を思い出しました。
私は普段あまり現実そのものを歌にしないのですが、結社誌にはリアルなものがこぼれおちていくことがあります。
そういうものが淡い記録のように残ることも、いいものだなぁと思います。

今月は題詠四季にも掲載していただきました。
お題は「神」(小林信也さん選)
  ↓
ネ申と打つ指しなやかにひややかに何も信じていない速さで

「ネ申」に「かみ」のルビ。規格外ですみませんsweat01

塔12月号特集は年間回顧です。

タイトル変更

ブログタイトル少し変更しました。

今後ともよろしくお願いいたします♪

うたらばブログパーツ短歌「味」

あまさから苦さへ至る道すじを君におしえるカラメルソース

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

田中ましろさんプロデュースの「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「味」に採用していただきました。
応募総数370首だそうです。
最近のブログパーツ短歌投稿は過去歌が多いかなsweat01

次回テーマは「生」〆切は12月29日です。
詳しくはこちらまで。
     ↓
http://www.utalover.com/

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