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2012年3月19日 (月)

3月号の歌

ゆっくりと客席は闇につつまれてひかる舞台がくっきり浮かぶ

我が子から徐々に視界はひろがって学生楽団の全体を見る

背を向けた小柄な女性ゆれうごくその指揮棒と腕をしならせ

休むときビオラの弓は直立す凪のさなかのマストのように

わずか五段上の舞台が異世界の音とひかりを奔らせている

はじめての花束さげて小夜ふけて慣れぬスーツの子は帰りくる

(塔2012年3月号掲載歌・三井修さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

今月号はめずらしくひとつのテーマで詠んでみました。(はじめてかも…)

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