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2012年2月15日 (水)

2月号の歌

飛ぶ鳥のかげ地をすべるすれちがう私はずっと地上の人だ

懸崖の菊すきまなく花をつけゆらめくように香をはしらせる

少しずつ指をさし入れ開ける戸のかたければ更に深くさしこむ

日暮には北寄りの風よりそってちぎれた言葉をつないで歩く

傷つく人を数えてゆけばわたしたち何も言えなくなってしまうね

宇宙へと近づくほどに寂しくてエレベータでは床を見ている

(塔2012年2月号掲載歌・吉川宏志さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

1首目は以前ネットの歌会に出した歌です。(自由詠)

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