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2011年8月

2011年8月31日 (水)

055:虚(紗都子)

刹那より虚空はずっと小さくて心音さえも聴こえなくなる

054:丼(紗都子)

湯気の立つ鰻丼ふたつ用意して告げる言葉を考えている

053:なう(紗都子)

いくつもの「なう」の重なる休日のタイムラインにとりのこされて

052:芯(紗都子)

直角にナイフを入れて芯をとる林檎は何を捨てたのだろう

051:漕(紗都子)

漕ぐ舟は波にさからう両腕にみなぎるものをオールにのせて

うたらばブログパーツ短歌「学校」

「旅先で友達に会う」の例文を辞書にみつける春の放課後

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田中ましろさんが主宰する「うたらば」のブログパーツ短歌、お題「学校」に採用していただきました。
ありがとうございます。
これ想像の産物じゃないんですよ。
愛用してるCASIO電子辞書の「会う」の項目に出ていたんです。

2011年8月30日 (火)

笹短歌ドットコム~花&佳作

アザレアは浅く根を張る大丈夫やりなおせるとあなたが言った

失踪の話のように失恋を語る窓辺に芽吹く木蓮

あの花は何と問われて木蓮とこたえる春がうごきはじめる

木蓮が咲きそめている地の揺れにうつむく人のはるか高みに

花散らす風吹きやんだ耳のなか君の言葉がひとつこぼれる

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半年ぶりの笹短歌ドットコム、お題「花」で全首採用していただきました。
そして3首目は佳作をいただきました。
ありがとうございます。
投稿時期が震災直後であったために4首目は少し影響を受けた内容になっています。
敢えて詠もうとした訳ではないのですが…。
笹短歌にはなんとか投稿したけれど、この時期ほかの歌は全然詠めませんでした。

2011年8月25日 (木)

NHK短歌9月号

花の名をひとつおぼえて昨日より輝きを増すわたしの地球

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お題「輝」で坂井修一さんに佳作に選んでいただきました。
ありがとうございます。

今月号の「ジ・セ・ダ・イ・タ・ン・カ」には日頃お世話になっているお二方→松村正直さん(塔)と田中ましろさん(うたらば)の作品が掲載されています。
どちらも素敵なので是非ご覧ください。

「輝」shineは難しかったです。

2011年8月19日 (金)

うたらばブログパーツ短歌「ビーチ」

抗いたいとはじめて思う八月の浜辺の砂に肌を焦がして

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「うたらば」のブログパーツ短歌「ビーチ」に採用していただきました。
ありがとうございます。
最近ボツ続きだったのでうれしいです。

2011年8月16日 (火)

8月号の歌

流れおちる記憶の滝を見ていたの人の言葉を触媒として

重さという概念を脱ぐ水のなか落ちればきっとどこでも行ける

ぐらついた奥歯と共にあった日の少女の春のはてない時間

抜けた歯の血の味ふいに思い出す去りゆくときの踵は痛い

インレーがはずれた奥歯の空洞にくぐもる声を閉じこめておく

ケミカルな響きと思うぎこちなく広がってゆく「はじめまして」は

(塔2011年8月号掲載歌・栗木京子さん選)

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無事に若葉集を卒業して今月から作品2欄掲載になりましたshine

2011年8月 4日 (木)

夜ぷち7/31

身をそらせ喉を冷やせば太陽はペットボトルの底にかがやく

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月間テーマ「太陽」で石川美南さんとだいたひかるさんに放送外で選んでいただきました。
ありがとうございます。

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