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うたらば

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2011年6月

2011年6月29日 (水)

040:伝(紗都子)

伝言が歪んでしまうプロセスを遊ぶ子供のささやきに聞く

039:庭(紗都子)

やわらかい庭土を踏み感じてる足裏いっぱいに咲く春の花

038:抱(紗都子)

きみの抱く疑問を誰かの些事として切り捨てることはできるだろうか

037:ポーズ(紗都子)

三日月のポーズで高く伸びゆけば真夏の空にふれるゆびさき

036:暑(紗都子)

きみからの暑中見舞いはもう来ない金魚鉢には空気がよどむ

035:罪(紗都子)

罪ひとつ重ねた夏だうつくしくやさしいものを水にしずめて

034:掃(紗都子)

薄雲を一掃させて青深く磨きあげたら梅雨明けになる

2011年6月28日 (火)

夜ぷち6/26

花時に見るだけだった木蓮の葉の大きさに気づく六月

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

月間テーマ「時」で小島なおさんに選んでいただきました。
ありがとうございます。

我が家のベランダの前に木蓮の木があって、花が咲くのを毎年楽しみにしています。
でも花時以外はあまり見ていなくて先日ふと目をやるとかなり大きい葉をしていたのでした。
そんな歌です。
…そのまんまですね(笑)

夜ぷちといえば、お便りの常連投稿者に「さとこさん」という方がいらっしゃるという話を聞いて驚きました。
しかも私だと思っていたという方が数人…sweat01
多分字は違うと思うけれど、ラジオだと分からないですものね。
これからどうしよう、名前変えようかな、卒業しようかな、と色々思ったのですが、今までどおりに気紛れ投稿を続けようと思います。
塩味の玉子焼きがお好きだという「さとこさん」、気になります。
私も塩味が好きですshine

2011年6月14日 (火)

夜ぷち6/12

図書室の棚に差しこむ代本板 百年たっても本になれない

どろどろのさなぎの日々があればこそ羽化するいのち風に吹かれる

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

月間テーマ「時」と企画テーマ「悩み」で穂村弘さんに放送外で採っていただきました。
ありがとうございます。

1首目の代本板、ご存知でしょうか。
自分で使った記憶はないのですが、子供が低学年の時に持たせていました。
借りた本の場所に差しこむのです。
代本板って何だか寂しい存在だと思います。
2首目、さなぎの中がどろどろだと知った時は衝撃でしたsweat01

2011年6月12日 (日)

033:奇跡(紗都子)

何度でも奇跡を起こす人であれ傷を無骨なかさぶたにして

032:町(紗都子)

地平線より湧きあがる春がすみ記憶の町はゆるやかに立つ

031:電(紗都子)

留守電に声入れるとき一時のためらいの後ことばはきざす

2011年6月11日 (土)

6月号の歌

午前四時ひびく電話に促され夢のつづきの街へ出てゆく

きさらぎのねむりのなかに姿勢よく旅立つ父を見送る朝(あした)

おじいちゃんの思い出としてCDと冬の帽子を子は持ち帰る

時に泣き時に笑って不器用に父の不在を受け入れてゆく

意思を持つブーメランとして鳥たちは冬空低くめぐりつづける

夢をみて忘れることをくりかえし濡れた睫毛は朝にまたたく

(塔2011年6月号掲載歌・黒住嘉輝さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

今日届いた結社誌は封筒がビニール袋に包まれていて何だかうれしかった。
雨の季節ですからrain
今月号には、やはり震災の歌が並んでいました。
私が詠草を投函したのは3月10日で震災は知らない頃なのです。
でも個人的には重たい歌ですね。
もう4か月たったんだなぁ、、と思います。

ところで…。
久々にNHK短歌入選のお知らせをいただきました。
6月26日「青」の回なので、よかったらご覧くださいませ。

2011年6月 8日 (水)

030:遅(紗都子)

遅くとも明日には着いているだろう海辺のポストのかたちを思う

029:公式(紗都子)

公式は忘れたけれど黒板に響くチョークの音はやさしい

028:説(紗都子)

説得をされても納得できないとつぶやく夜のきみの変声

027:水(紗都子)

天然水やわらかく飲む喉元に木犀の香があまさを添える

026:震(紗都子)

震源を遠くはなれた土地にいて春のこころはなお揺れやまず

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