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2011年4月

2011年4月25日 (月)

きまぐれツイ歌会

飛ぶ鳥のかげ地をすべるすれちがう私はずっと地上の人だ

シードルの泡さわさわとひからせて再生させるあなたの言葉

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1月と2月にtwitterで開催された歌会(西巻真さん主催)に出した歌を載せるのを忘れていました。
1首目は自由詠、2首目は題詠「酒」です。

2011年4月22日 (金)

020:幻(紗都子)

ひたむきな顎のラインをとがらせて君が見上げる空は幻

NHK短歌5月号

右肩をすべる上辺の言葉よりゆさぶる腕のほしい三叉路

ひとひらの転出届をたずさえてひかりのように子は家を出る

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NHK短歌5月号で2首、佳作に選んでいただきました。
1首目は今野寿美さん選「上」、2首目は東直子さん選「別れ」の歌です。
ありがとうございました。

これで昨年度までの選者の方の掲載がすべて終わったことになりますね。
ちょうど短歌を始めた時期と重なっているので、自分にとってN短といえば今野寿美さん、加藤治郎さん、東直子さん、米川千嘉子さんでした。
だから何だかN短が終わってしまった…という思いがあります。
うまく気持ちを切りかえることができていないみたい。
最近は締切を忘れそうになることも多いのですsweat02

2011年4月16日 (土)

019:層(紗都子)

成層圏でまた会いましょう思いきり大きな声で名前を呼んで

018:準備(紗都子)

旅立ちの準備もせずに君は行くまだ見ぬ春に焦がれるように

017:失(紗都子)

はじめから失われていた人だった眼鏡はずした祖父を知らない

うたらばブログパーツ短歌「進」

ゆっくりと進む時計もあるだろう君の迷いは誤差の範囲だ

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田中ましろさんが主宰する「うたらば」のブログパーツ短歌、お題「進」に採用していただきました。
ありがとうございます。
締切のことをすっかり忘れていて駆け込み乗車的投稿(つまり遅刻)になってしまいましたが拾っていただいて感謝…shine

4月号の歌

葉の落ちた枝に冬芽が立ちあがる白いうぶ毛をひからせながら

南天は朱を入れてゆく冬枯れの街がそこから色づくように

二次元の姿になってブラウスはどんな風でもひらりとかわす

ベランダに干せば大根ちぢみゆくドライフードはひなたのにおい

冷ますとき温めるときかたち変え口は正しく息を吐き出す

指先が見つけるものは冬ばかり鏡、ドアノブ、まぶた、冷たい

靴紐を結ぶ背中に光射す君につらなるジョギングロード

(塔2011年4月号掲載歌・新樹集・永田和宏さん選)
(若葉集・小林幸子さん選)

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先月に引き続き新樹集に選んでいただいていて本当に驚きました。
新樹集掲載は目次に名前が出るんですね。
なんだか身の引き締まるような思いがします。
7首目は1月の塔e歌会、お題「結」に出した歌です。

2011年4月13日 (水)

016:絹(紗都子)

とらわれて身動きできぬ充填の絹ごし豆腐のなめらかな白

015:とりあえず(紗都子)

とりあえず切符を買えばふるふると耳をくすぐる業務連絡

014:残(紗都子)

残すこと残されることの寂しさに日付を越えてきみと歩いた

2011年4月 4日 (月)

夜ぷち4/3&今週の一首

何度でも輪になりほどけるささやかに重なりあった家族の日々は

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

月間テーマ「輪」で東直子さんに選んでいただきました。
ありがとうございます。
「輪」というテーマを見た時に、まず家族のことが浮かびました。
(最近、嬉しいことも、悲しいこともあったので…)
放送はストリーミングで聴いたのですが、東さんの丁寧な評をとてもうれしく思いました。
自分の気持ちを全部説明していただいたような気がします。
そして初めての「今週の一首」shine
  ↓
「毎日同じように見えてだんだん変化していく家族のあり方がやわらかく描かれていて、心にしみます。」

東さんのコメントがしみじみと心にしみました。

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