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2010年10月16日 (土)

午睡の夢は

荒れ地にも育つ可憐な花の名をましろき紙にしるす御七夜

名をつけて名を呼びながら親になる声に出せない時も 呼んでる

足もとの草を標とするようなあてなき日々の胸の鳥かご

偽りのなかのまことをすくいとる手のひらであれ小さき人よ

さびしいと感じる子供が際立って多い国だと知るこどもの日

水やりが過ぎれば腐り忘れたら枯れる草だよ君もわたしも

ももいろが瞼のうらに広がって午睡の夢はほどかれてゆく

花の名と舟偏の名を持つ子らにやさしい風が吹きますように

(塔2010年10月号掲載歌・三井修さん選)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

1首目は6月に初めて参加した塔e歌会に出した歌です。
(お題~数詞または数字を入れた歌)
「塔」は今月号から池袋のジュンク堂書店さんにも納品されているそうです。

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コメント

荒れ地にも育つ可憐な花の名をましろき紙にしるす御七夜

名をつけて名を呼びながら親になる声に出せない時も 呼んでる

ももいろが瞼のうらに広がって午睡の夢はほどかれてゆく


この三首がとくによかったです。
やさしい一連ですね。


そうかー、とうとう塔を書店で買える日が!

はづきさん、おはようございます。
ありがとうございますー。
自分の歌はなかなか客観的に見られないのでコメントいただくとうれしいです♪
今回は子を詠む歌がメインになってます。
書店情報追加。

ジュンク堂書店池袋本店の一階「文芸雑誌」コーナーの棚に1冊、三階「短歌」コーナーの棚に3冊置いて下さるとのことです。
これ記事に付けたす方がいいかな。

こんばんは

どれが好きかと言われれば、ぜんぶ好きですね~。
どうしても選びなさいと言われれば、この三首でしょうか。

荒れ地にも育つ可憐な花の名をましろき紙にしるす御七夜
ももいろが瞼のうらに広がって午睡の夢はほどかれてゆく
花の名と舟偏の名を持つ子らにやさしい風が吹きますように

お子さんを詠んだ歌はこれまであまり無かったような気もしますが、
何を題材にしてもうまいですね。(^_^)


麦太朗さん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
ぜんぶ好きと言っていただいて幸せな気分になりました。
ありがとう~(^o^)
子供の歌は時々詠みたくなります。
もう二人とも大きくなってしまったので、振り返って詠んでみたいなぁという感じですが。

でも、なかなかうまくできないですよー。
今も「訛」の歌がまとまらなくて四苦八苦してるところですsweat01

こんばんは^^
今頃ですか、コメントしますね。
(もう何回も読みに来ていましたがコメントするタイミングがつかめなくて^^;)
私は、二首目・六首目・八首目が好きです。

六首目はただ「わたしも」だけではなくて「君もわたしも」としたことで、奥行きを感じました。
二人のそれぞれの部分や交差した部分なんかが、歌の背後に見えてくるようです。
八首目はなんといっても「舟偏」が良いですね。

イマイさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
いつでも大歓迎です(^o^)/
二首目は下句にちょっと悩んだ歌です。
下句ができない、結句ができないということはよくあるんです。
六首目、そんなふうに歌の背後まで感じとってくださって嬉しいです。
八首目、花の名が上の子で舟偏が下の子です。
歌にしやすい名前でよかったです(^_^)

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