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2010年7月

2010年7月30日 (金)

「現代詩手帖」ツイッター連詩

共鳴するのは、ざらついた風ばかりだ

加速度をつけて落ちてくる空、群青の

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

現代詩手帖のツイッター連詩、10行と93行に採用していただきました。
(150行から2行だけ取り出しても意味がわからないですねsweat01
この作品は7/1~7/7に現代詩手帖のtwitterアカウントで募集し、1ツイートを1行として編集部が構成したものです。
全部で80のアカウント(人)によって成立している長編詩です。
現代詩手帖8月号に掲載されているので、よかったらご覧ください。
歌人の方、詩人の方も参加されていました。(本に載っているのはアカウント名ですが)
怒涛のように言葉が流れていって、とても楽しかったです。
ボツになったフレーズも多数あるので紹介します。(不要(^_^;)?

熱帯雨林に隠された無数の足跡は
空に向かっていっせいに芽吹いてしまうから
日暮れには魚眼レンズがまぶしくゆがむ
もしも再生のうたを歌うのならば
明け方のいちばん深い眠りを探しましょう
ほのかに立ちあがるメレンゲの質感ほどの記憶
空をおおう雲に夏蝶の死を予感する
ぐにゃりと曲がった線路は猟銃の夢をみている
花びらには水溶性の毒をひそませていた
図書館で生まれた双子たちが髪を梳きあっている
まどろむような黄金色の豊穣から遠くはなれて、明日
激しい動悸が、あらゆるノイズを道連れにしてしまう
かなかな、ひぐらし、路地裏に降りつづく言葉たち
あなたが、生まれようとしている

(1行ずつ誰かの言葉に応えるようにつないでいくので、この14行にまとまった意味はないです。) 

 

うたらば・ブログパーツ短歌「お祭り」

つなぐ手に水風船をからませてふたりで聞いた遠い波音

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

「うたらば」のブログパーツ短歌、お題「お祭り」に採用していただきました。
ありがとうございます。

「うたらば」は田中ましろさんが私財をなげうって作っている写真と短歌のフリーマガジンです。
私はまだフリーマガジンの実物を見たことはないのですが、広告関係のお仕事をされているだけあって、とてもデザイン性にすぐれた素敵な仕上がりになっているようです。
(実物、ほしいです。。)
フリーマガジンに掲載する短歌とブログパーツ短歌、配布店舗を募集中です。
詳しいことは、このブログの右上にある「うたらば」のブログパーツをクリックしてご覧ください。
「うたらば」の関東(できれば神奈川)進出に期待しています。

2010年7月28日 (水)

053:ぽかん(高松紗都子)

ぽかんぽかん寂しい音を響かせる日々空洞を深くしながら

2010年7月22日 (木)

NHK短歌8月号

折りたたみ傘ひとつ分の雨の香をしずかに吸ったきみのとなりで

ひびわれのプールになった水無月の底をやぶれば真夏のひかり

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NHK短歌8月号で2首、佳作に選んでいただきました。
1首目は加藤治郎さん選「雨」、2首目は東直子さん選「水」のお題です。
ありがとうございました。

2010年7月18日 (日)

052:婆(高松紗都子)

湯湯婆を抱くきみの背がまるくなりさら湯のような吐息をこぼす

NHK短歌7/18「宿」

そういえば雨宿りしない人だった咳きこむようなメールが届く

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

本日のNHK短歌お題「宿」で東直子さんに入選歌に選んでいただきました。
ありがとうございます。

「宿」のお題、最初は学生時代の合宿風景とか、普通の宿の歌を考えてみたけれどまとまらず、変則的な歌になってしまいました。
(そうやって色々考えるのも題詠の面白さのうちなのですが…)
ゲストの沢田康彦さんの気になる歌にも挙げていただいて嬉しかったです。
穂村弘・東直子・沢田康彦共著の「短歌はじめました」は大好きな短歌の本です。
猫又、やってみたいな~と思いつつ読んだものです。

2010年7月 9日 (金)

考える人・2010夏号

半身が心臓の分だけ重いから寄りそう人をさがす左手

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

新潮社「考える人」2010夏号の「考える短歌」に掲載されて俵万智さんの添削を受けることができました。
ありがとうございます。
「理に落ちすぎるのは要注意」というのがポイントで、「左手」までいうと理屈を通してしまいすぎ、とのことでした。
「左手」の部分に時間や季節を入れて風景を大きくする、というのが俵さんのアドバイスです。
本誌には丁寧な解説や具体的な添削例が載っているので、よかったらご覧ください。
俵さんの話はとても分かりやすくて勉強になります。
新書で発売されている「考える短歌」もお薦めです。

「考える短歌」は昨年冬からポツポツと送っていたのですが、季刊誌ということもあり、なかなか掲載に至らないので最近は投稿忘れがちでした。
だから書店で自分の歌を発見してビックリしてしまいました。
はい、うれしかったです。

051:番号(高松紗都子)

番号で呼ばれるときは体温をやや低くして席をはなれる

2010年7月 6日 (火)

笹短歌ドットコム~UFO・宇宙人

ロズウェルと君つぶやけばぬばたまの夜にひんやり浮かぶUFO

かすかなる羽音に闇が動きだす そこにいるのは天使ではない

「にんげんはしぬんだよね」とささやいて少女は月夜に5センチ浮かぶ

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笹短歌ドットコム、お題「UFO・宇宙人」で3首採用していただきました。
ありがとうございます。
なかなか難しいお題で、はじめての欠詠?と思ったほどでした。
「宇宙」は詠めそうなのに「宇宙人」が詠めないのは何故~。

ちなみに採用に至らなかったのは次の歌です。
自転車の歌はE・Tから、月面の歌は衛星?の「かぐや」から詠みました。

自転車の前のかごから広がった宇宙にのばす細い指先

月面に落ちてゆく時かぐやからあふれる記憶が銀河を濡らす

2010年7月 5日 (月)

夜ぷち7/4

ポロナイスク、セベロクリリスク、ハバロフスク、アリバイなければけむりにまいて

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企画テーマ「アリバイ」で東直子さんに選んでいただきました。
ありがとうございます。
はい、言いにくそうで申し訳なかったですsweat02

それにしても、夜ぷちカテゴリ半年ぶりですね。
「夜ぷち」「うたのわ」等、なかなか参加できないことが多くなっています。
自分の短歌の出発点として、大事にしたい場なのですが。

読まれてましたよ、と教えてくださったIさん、ありがとうございました♪
本日、ストリーミングを聴くことができました。

2010年7月 1日 (木)

050:虹(高松紗都子)

傷ついて膝をかかえる地の果ては虹の生まれる場所かもしれない

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