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2010年5月

2010年5月31日 (月)

040:レンズ(高松紗都子)

黙々とレンズをみがく傷なんか忘れなさいとつぶやきながら

2010年5月27日 (木)

039:怠(高松紗都子)

倦怠はやさしい時間みちている水と空気とあなたとわたし

2010年5月26日 (水)

038:空耳(高松紗都子)

空耳になったのでしょう降りしきる雨にこぼれた愛の言葉は

伊香保短歌大会

体温をわかちあうように抱きよせる泣き疲れた子は汗ばんでいる

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NHK学園の平成22年伊香保短歌大会で秀作をいただきました。
ありがとうございます。
黒木三千代さんの選による題詠「温」の作品です。

全国短歌大会の後からお知らせが届くようになり、現在の名前に改めるためにも一度投稿しようと考えておりました。
この先の各地の大会に投稿する予定はないのですが、今回は参加して本当によかった、と思います。

2010年5月21日 (金)

NHK短歌6月号

ほんとうの自分の顔と声を知らずひとは曖昧な存在を生きる

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お題「顔」で米川千嘉子さんに佳作に選んでいただきました。
ありがとうございます。
今月も駄目かも…と思いながらページをめくったら最後に米川さんに掬っていただいて嬉しかったです。
自分の顔って絶対自分では見られないし、自分の声って自分では聞けないし、なんだか不思議な存在です、自分。

2010年5月20日 (木)

037:奥(高松紗都子)

耳の奥たゆたう海をあふれさせざざんざざんと歩く夏の夜

2010年5月15日 (土)

036:正義(高松紗都子)

ふりかざす正義の果ての徒花の如くひろがるナガミヒナゲシ

2010年5月14日 (金)

035:金(高松紗都子)

金色に滴るひかりにとかされて思い出となる蓮華メレンゲ

2010年5月10日 (月)

034:孫(高松紗都子)

海はるか生まれたものの子孫なる我が身ざぶりと揺らすバスタブ

2010年5月 6日 (木)

朝日シティ歌壇5/5

春雨のしずくを傘にすべらせて見上げる空にひらく木蓮

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朝日新聞の姉妹紙、朝日シティニュースに載せていただきました。
秋山佐和子さんの講評。
「春雨と木蓮の取り合わせが浪漫風だ。「傘にすべらせて」と、一瞬の動きもよく捉えて歌われている。」
掲載ありがとうございました。

4月のうたのわ

かなしみは欠片も見せぬ桜木の下を歩めば空向くこころ

ふたりして迷ってみたい桜闇そこで季節が終わっていても

花咲いて花散るまでのはかなさを重ねた指にたしかめている

春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ

駈けのぼる空の頂点ゆっくりと宇宙にしずむ膝がまぶしい

鳥の音が春麗(チュンリー)などと聞こえくる朝は遠くにシニョンがゆれる

ささやかな人生の岐路に立つきみと吹かれた風は銀河のにおい

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twitter以外に投稿掲載した歌は省いてあります。
うたのわ、すっかり寡作のひとになってしまった。。

ニッポン全国短歌日和・まとめ

「名瀬では」で切ったラジオの音だけが宙にとどまる気象通報

(永田和宏さん選・準決勝進出)(地名の歌)

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ストリートビューの切りとる風景を子供時代の歩幅でたどる

定規あて直線をひく力にて正しく歩むきみを見ている

(高橋源一郎さんによるパネル紹介)(歩く)

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「噛みそうな山羊がいるの」と子の問うた上草柳はおとぎのせかい

第一次選考通過作品(地名の歌)

残響にゆれるシネマの片隅にいたむ耳だけ取り残される

夏の夜の竹のシーツにまどろんで耳ひんやりと言葉をさがす

耳もとをかすめる君のさよならに誘われたから西風になる

第一次選考通過作品(耳)

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一度録画を確認してからまとめようと思っていたのですが、なかなかできないので暫定的に記録しておきます。
忘れて再投稿しないようにという自分メモの意味もあるのでsweat01
表記等、微妙に違っているかもしれません。
(ちなみに番組百選には一首も残りませんでした。。(^_^;)

追記しますが、番組中にtwitterで励ましやお祝いの言葉をたくさんいただいたこと、東直子さんに「名瀬では」の歌をツイートしていただいたことがとても嬉しかったです。
どうもありがとうございました!

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