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2010年3月 4日 (木)

2月のうたのわ

夕暮れて君に手渡すノートには春にとどめる名残りの言葉(折句「雪の花」)

メジロって萌黄色だと気づいたの春のはじめのあわいきみどり

せつせつと語る言葉を甘受してかじる林檎にやわらかい蜜

すべらかに別れの時が来るように冬日にのばすハンドクリーム

なつかしい声の響きは凛として弓張るようにきみをかたどる (折句「なごりゆき」)

暦には林もあるし日もあるし散歩するように進みゆきたい

生きるため書き換えられた記憶にも今宵ましろい雪が降りつむ

銀盤の孤独はエッジの先端に削れる氷のいたみにも似て

さよならを告げる二月のはかなさをたどればふれる残雪のいろ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

間もなく歌を詠み始めて&うたのわに入って一年になるなぁと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。

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