2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

うたらば

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月29日 (月)

023:魂(高松紗都子)

機上より見おろす白い雲の群れ羊あるいは魂として

2010年3月24日 (水)

笹短歌ドットコム~アニメ(2010年版)

シーソーは傾いている片恋の重さはかなさすべらせながら
「ハチミツとクローバー」

凱旋門に切りとられたる青空はどこでもドアのように眩しい
「ドラえもん」

あきらめぬ心が道をひらくことバスケコートに天啓は降る
「スラムダンク」

掌中の生殺与奪ひとという存在ゆえの過ちはある
「デスノート」

永遠と刹那の見える不老不死イソノ一家は昭和を穿つ
「サザエさん」

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

笹短歌ドットコム、お題「アニメ(2010年版)」で全首採用していただきました。
ありがとうございます。
最近のアニメはよく知らなくて何を詠もうかという時点から迷いましたが、参加してよかったです。
ドラえもんの歌に関しては「下の句が疑問。「どこでもドア」が開いている描写を入れたほうがよさそうです」という評をいただきました。
こういう具体的な指摘は本当にありがたいです。

そして今回の総評の冒頭の内容が自分自身に重なって感じられ、色々と考えさせられました。
とても読み応えのある内容で勉強になりました。
モラトリアム期が過ぎても燃料が切れないようでありたいと思います。

NHK短歌4月号

雨のなか濡れない器のかたちして閉ざされている車のふたり

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

評~濃密な恋の歌である。車を器と捉えたところが個性的である。車の外観が抽象化するのだ。二人の空間と時間はこのままずっと続くような感じである。

先日の加藤治郎さん選の「乗り物の歌」入選歌が掲載されました。
本当のところ(濃密な)恋の歌はN短と朝日歌壇には殆ど投稿していないのです。
(だって家族の目に触れますから。。(^_^;)
(というか恋の歌自体、あまり詠んでいないかも。。
でも、この講評は素直にうれしいです。
わりと淡々とした恋人同士のイメージでしたが講評により奥行きが増したように感じました。
どうもありがとうございました。

2010年3月23日 (火)

022:カレンダー(高松紗都子)

カレンダーやぶく季節の裂け目から未来のようなものの手ざわり

2010年3月19日 (金)

021:狐(高松紗都子)

母の手がつくる狐のかげを見た白い障子はあたたかかった

2010年3月18日 (木)

020:まぐれ(高松紗都子)

気まぐれを美徳としない君といてあぶり出されるこころのかたち

2010年3月17日 (水)

一年のうた

警戒するミーアキャットのまなざしで教室のぞく四月のきみは

「マイペース」「ドンマイ」そんな言葉だけ君にあげたい五月の朝に

雨上がり行けばしめった手のひらに押しかえされる六月の街

七月が来たよ起きるよ出かけるよ並んでならんで光の子たち

台風が行けばあげるよ八月の名残のようなコバルトの空

つなぐ手の汗ばむ肌のぬくもりは君の生まれた九月の微熱

フェルメールブルーは瑠璃の色だよと空もささやく十月の朝

枯葉散る十一月に生まれたの誰も殺さぬ射手座のひとよ

天窓に浮かぶ十二月の空は青を濃くして風花を待つ

(一月の歌がなかった。。!)

さよならを告げる二月のはかなさをたどればふれる残雪のいろ

三月のさむさサヨナラ桜咲くきみをさそって散歩しようか

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

昨日ふと気づいたらブログが一年たっていたのでした。
「うたのわ」入会の日付は覚えていましたがブログのことまでは記憶せず。。
ひとつの通過点とは思うのですが、とりあえず一年間短歌を続けられたことに感謝!
それで各月を詠んだ歌を並べてみたけれど、一月の歌がなくて残念。
なにか詠んでおけばよかったな。。

019:押(高松紗都子)

半押しのシャッターずっとそのままに見つめていたい風景がある

2010年3月16日 (火)

018:京(高松紗都子)

なにもかも美化されてゆく背景に昭和をまとう東京タワー

2010年3月15日 (月)

017:最近(高松紗都子)

「さいきん」と言葉にすれば最近は少しふるびて舌にはりつく

2010年3月13日 (土)

016:館(高松紗都子)

旧館と新館をつなぐ回廊にしゃがんで今を拾いあつめる

2010年3月12日 (金)

015:ガール(高松紗都子)

ありふれたボーイ・ミーツ・ガールこそ普遍のつよさと君は笑った

2010年3月 9日 (火)

014:接(高松紗都子)

足裏を地球に接し手のひらを君に接して安寧となる

2010年3月 8日 (月)

朝日歌壇3/8

寒ければ糖度を上げて身を守るほうれん草のやさしいちぢみ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

高野公彦さん選で掲載していただきました。
朝日歌壇、自分ではかなりハードルが高いと感じているので嬉しいです。
カテゴリ「朝日歌壇」の記事がやっと二つに。。(^_^;)
昨年短歌を始めたきっかけが朝日歌壇だったので当初は週に1首ずつ投稿していました。
でも4月掲載以降は没続きで11月頃にはパッタリと投稿をやめてしまって。。
今年に入ってまたちょっと送ってみようかなと再開したところでした。
掲載ありがとうございました。励みになります。

この歌は最近よく見かけるちぢみほうれん草を詠んだものです。
冬の寒さにさらされて縮むことで甘くなるらしいですよ。

2010年3月 4日 (木)

013:元気(高松紗都子)

挨拶に問われるだけの「元気」なら機械のように繰り返せます

2月のうたのわ

夕暮れて君に手渡すノートには春にとどめる名残りの言葉(折句「雪の花」)

メジロって萌黄色だと気づいたの春のはじめのあわいきみどり

せつせつと語る言葉を甘受してかじる林檎にやわらかい蜜

すべらかに別れの時が来るように冬日にのばすハンドクリーム

なつかしい声の響きは凛として弓張るようにきみをかたどる (折句「なごりゆき」)

暦には林もあるし日もあるし散歩するように進みゆきたい

生きるため書き換えられた記憶にも今宵ましろい雪が降りつむ

銀盤の孤独はエッジの先端に削れる氷のいたみにも似て

さよならを告げる二月のはかなさをたどればふれる残雪のいろ

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

間もなく歌を詠み始めて&うたのわに入って一年になるなぁと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。

2010年3月 3日 (水)

012:穏(高松紗都子)

行きましょう春は名のみの寒さでも喫水線が穏やかならば

2010年3月 2日 (火)

011:青(高松紗都子)

青い薔薇は問いかけている望むものすべて手にしたあとの望みを

2010年3月 1日 (月)

010:かけら(高松紗都子)

無防備な未来を分かちあった日の君のかけらは手のなかにある

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »