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うたらば

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2017年1月31日 (火)

12月号の歌

深夜から突然朝が来るようだタイムラインをたどってゆけば

古き香の消えて私のものとなる本に記憶のまなざしがある

明るい未来が「アカルイミライ」と聞こえくる万歳に沸く画面の中の

夏だけに流れる川があることを告げてふしぎを君と分けあう

小走りの速さで迫ってくる水が小さな山羊をころがしてゆく

子の部屋に既に子はなく「邪気封印」のシールみどりにつやめいている

風を打つ背面跳びのすがしさで九月わたしの秋がはじまる

(塔2016年12月号掲載歌・真中朋久さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

「邪気封印」はエアリスのリミット技ですね。

2016年12月29日 (木)

NHK俳句12月号

ぎんいろのおりがみの舟秋の声

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

兼題「秋の声」で堀本裕樹さんに佳作に選んでいただきました。

NHK俳句11月号&俳句と私

二十グラムの身をはためかせ鳥渡る

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

兼題「渡り鳥」で正木ゆう子さんに入選十句に選んでいただきました。(9月4日放映)

正木さんの評~鳥に詳しい人なら、何の鳥かわかるかもしれません。たった二十グラム。具体的な数字が生きています。

「俳句と私」☆彡

このブログは私が短歌をつくりはじめると同時にスタートさせた短歌ブログなので俳句記事を載せることには躊躇いがあったのですが、やはり備忘録として残しておくことにしました。

俳句をはじめたのは2013年5月、きっかけは地元で初心者講座が開かれたことです。
心の赴くままに参加してみました。
講座は全4回で終了し、和気藹々とした雰囲気のまま月一度の句会が開かれるようになりました。
俳句は句会の楽しさで続いているような部分があって、毎月つくるのは句会に出す5~6句がやっと。
それに今年度からNHK俳句投稿の3句が加わるようになりました。
これからも時折、俳句のご報告ができればいいなと思っています。(多分あまりない)
そんな訳で新カテゴリー「俳句」です。

11月号の歌

はつなつの首賭け銀杏ゆるぎない声が若葉となってざわめく

東京のメトロの下にメトロあり爪先いつかマグマにふれる

パラソルのようなあなただ夏の陽と雨をあかるくかわすてのひら

空あおぎUFOを呼ぶまなざしで池のまわりに休む人たち

昼の顔スプーンの背にうつしつつ午後にやるべき仕事を思う

(塔2016年11月号掲載歌・三井修さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

9月号7首目の歌を新樹集評で取り上げていただきました。(小山美保子さん)

NHK短歌1月号

刷毛で引く雲の白さか九月には九月の声を部屋に満たして

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

お題「部屋」で小島なおさんに佳作に選んでいただきました。

うたらばブログパーツ短歌第104回「先生」

ひらがなに噛みくだくように話し出す新任教師の春がはじまる

わかってることばかり言う先生が寂しい人に見えた放課後

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「先生」に2首採用していただきました。

また、うたらばフリーペーパー最新号「秘密」の佳作集にも一首掲載されています。
安福望さんとのコラボ号、とてもかわいいです。

http://www.utalover.com/index.html

2016年11月28日 (月)

10月号の歌

はつなつのあさい眠りの遠浅にねころぶような五時のあかるみ

ドライヤーを止めた瞬間世界からあらゆる音が消えて 生まれた

空の色と同じになって紫陽花は今日の景色にとけこんでゆく

気にしないあなたは強い五月雨の光の粒も味方につけて

ひっそりと芝生に尾骨しずませて七月を呼ぶ風に吹かれる

できるならメモしておいてその朝にほろびる星の名を知ったこと

まだ白い肩ふれあって梅雨明けの七月きみの体温を知る

(塔2016年10月号掲載歌・江戸雪さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

五首目を百葉集(吉川宏志さん選)に採っていただきました。

2016年10月28日 (金)

9月号の歌

白い肘を見せてあなたは駈けてくる梅雨入り前のひかりをつれて

上履きをきしませ走る午後五時の廊下を夏の助走路として

右利きに矯正された君の手がためらいがちにふれる犬の背

虹なんて光の色と知りながらすぐ叶うような願いをかける

釘をまっすぐ打ちこむような愚直さに泣くのはきっと青空の下

響かせた靴音だけが知っている心に決めて今日捨てたもの

いつも同じ笑顔の父の声はるか ゆっくり母を呼んでください

駅南北自由通路を行くときの少し世界が広がる歩幅

(塔2016年9月号掲載歌・新樹集・吉川宏志さん選)
(作品2・永田淳さん選)

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

久しぶりに新樹集に載せていただいてうれしく思いました。
1首目~4首目は「うたの日」の題詠でつくった歌です。

題詠四季「野」に採っていただきました。(小林信也さん選)
    ↓
奈良の鹿がすべて野生であることの千二百頭分のおどろき

…これはしばらく前に知ってとても驚いたんですshine

また、北島邦夫さんの歌集『ミントブルー』批評会の様子を書かせていただいたものが方舟のページに掲載されています。

NHK短歌11月号

さそわれて流星群を見にゆけばひと足ごとに宇宙の深み

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

お題「さそう」で伊藤一彦さんに佳作に選んでいただきました。

うたらばブログパーツ短歌第101回「投」

意思を持つブーメランとして鳥たちは冬空低くめぐりつづける

卒業の子に投げ出され床のうえ任を解かれた鞄のびやか

☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・

「うたらば」ブログパーツ短歌テーマ「投」に2首採用していただきました。

«うたらばブログパーツ短歌第100回「恋」